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Message 代表挨拶

はじめまして。
株式会社TAOS(タオズ)代表の山口です。
当社オフィシャルホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
 ここでは私が「リメイク」という仕事を始めた経緯などを書かせていただきたいと思います。
少し長文ご挨拶となりますが、お付き合いいただければ幸いです。

 さて、そもそも戦前から戦後にかけての日本国内での古着の存在とは、主に新品不足を補うための実需品として日常に密接な存在でした。
それは現代でいう「ファッション」とは程遠く、いわば「リサイクル」を目的とした中古衣料品として扱われていたのです。
その後、昭和40年代後半頃、我々古着業界の先輩方が欧米から買い付けてきた古着が市場に現れるようになります。
その海外古着は驚くほど若者文化に受け入れられ、従来、実需品だった「古着」が初めて「ファッション」として扱われ始めたのです。
そして瞬く間にその裾野を広げ、空前の第一次古着ブームが到来しました。
その後、幾度かのブームを経て目まぐるしく変化する日本のファッション市場の中で市民権を得て現在に至ります。

そもそも私が古着やリメイクの仕事に関わるようになったのは、1999年。
就職先の会社でバイヤー職に就き、欧米を拠点に仕入れの為の出張で飛び回る毎日でした。

その後社内で未開拓だったアジアの開拓を担当。
東南アジアはタイのバンコクで本格的にリメイクの仕事をスタートしました。
当時は隣国カンボジア国境近くに欧米古着が集まる巨大マーケットのルート開拓からスタート。

仕入れた古着を再度カンボジアに戻したりバンコク市内にある縫製工場へ持ち込んでリメイク加工するといった生産の流れをつくりました。

今振り返れば安易で安価な定番リメイクアイテムを中心に大量生産してましたが、当時は原宿を拠点に古着大型量店が台頭してきた時期でもあり、それらリメイクは爆発的に売れる時代でした。

そんな中、一方で古着を輸入する事で起こる問題に日々頭を悩ませていました。
欧米古着を輸入する企業であれば必ず突き当たる問題。
それは、「ロス」による在庫です。

古着仕入れを簡単にご説明すると、仕入れの方法は二つ。
ラグ屋(ボロ屋)と呼ばれる専門業者の古着倉庫内で一点一点選別する通称「ピック仕入れ」と、重さ幾らで仕入れる「ベール仕入れ」(パウンド/キロ仕入れ)が主流です。



その他、アメリカ(LA)のローズボウルなど各地で週末に開催されるフリーマーケットでのディーラー仕入れや、スリフトショップ(店舗型のリサイクルショップ)などから仕入れるケースがあります。
しかし、数店舗を抱える規模の会社になると、前者のラグ屋(ボロ屋)との取引は必須となります。
理由として、ベール仕入れが最もコストを抑えられ、また物量を安定して確保できる手段だからです。
反面、デメリットもあります。
それはピックできずに塊で仕入れるが故、日本人にサイズが合わないものや破損している不良品や、日本市場では売り難いデザインなどがどうしても混在してしまいます。
つまり、仕入れロスが必ず発生します。
このロス率をいかに低く抑えるか。
これが輸入に携わる古着バイヤーの最も重要な職務の一つですが、完全に0%にする事は非常に難しいのが事実です。
長年にわたり仕入れを続けているとこの不良在庫が滞留、倉庫を圧迫すると同時に、企業にとっては在庫=資産が増える一方でした。
非常に大き問題となり、会社からは「在庫を減らせ!」と命令されるのが古着バイヤーの宿命であることは昔も今もあまり変わらない事だと思います。

ポイントは「輸入済みのロス古着」を国内でどうやって処理するかです。

方法は「販売」or「廃棄」かです。

当時の私は、費用労力をかけて仕入れた古着をなるべくロス古着にしない為に、一部日本国内でリメイクやリフォームを既に初めていましたが、古着を専門的にリメイク生産として請け負って下さる工場は皆無でした。
そこで、普段新品商品を生産している縫製工場や個人内職などで生産していましたが、繁忙期になると断られ、また個人規模では量産にならないなどといった問題に直面していました。

同じ問題を抱える同業は数知れなかったと思います。

そして、この仕事を通じて古着を扱う会社であれば必ず直面するこの問題にとても大きなビジネスチャンスを強く感じました。

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ところで、私は「リメイク」という分野を大きくふたつに分類して考えています。

一つは、商品その物のファッション性不可価値を高める為にするリメイク加工。
これは名づけて「ファッションリメイク」です。
そのままですね。笑
現在のアパレル業界では国内海外を問わず数多くのリメイクブランドが存在し、セレクトショップなど店頭で目にする機会も多くなりました。



もう一つは、「リユースリメイク」です。
これは再利用、再生させる事が目的のリサイクル性付加価値を与えるリメイク加工。
欧米などの古着は日本人に合うサイズに限界があります。
従って、大きいサイズを日本人向けに「リサイズ」したり、古着の特性上必ず発生するいわゆるB品、破れや釦やファスナー破損などに「修理」を施します。
過剰在庫(デッドストック)を「再販可能」なデザインに変更するといったリメイクもまたこのカテゴリーに属します。
言い換えれば「リフォーム」や「お直し」と言えば分かりやすいかもしれません。



また、「ファッションリメイク」と「リユースリメイク」など全てのリメイク加工全般の事を一つの言い方に集約させて頂いております。

★UPCYCLE(アップサイクル)
イメージは、物質(古着)の付加価値も商品価値も螺旋階段のようにぐるぐると回転しながら終わりなく向上させる新しい概念とでも言いましょうか。
そんなイメージです。

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話は戻ります。

当時から日本のリサイクル中古衣料市場は、「ファッション」と「リサイクル」という消費者の二つの志向に支えられています。
そのニーズに私が感じたビジネスチャンスが合致するのではないかと思い、そしてこの市場の成長性に賭けてみようと思い2003年8月に独立しました。

独立時の事業のポイントは二つ。

①「ファッションリメイク」と「リユースリメイク」両方を専門にする事。

②リメイクを「量産できる工場」になる事。

この二点を命題とし、同年欧米古着のリメイク専門製造会社を渋谷区恵比寿のマンションの一室からスタートしました。
その後、2005年に代官山に移転。
更なる事業拡大の為に2006年6月に現在の恵比寿3丁目に移転。
同時に法人成りし株式会社TAOS設立。

本社に自社工場を併設し、セントラル工場として稼動開始。

現在は主に、アパレルでは古着業界と新品業界の小売店様を主に、ブランドメーカーやコレクションブランドなど、ハイファッションから量販ボリュームゾーンまで。
また、インテリア業界に至るまで実に幅広い様々な業種業態のお客様の黒子的な役割として、商品企画から製造全般に関わらせていただいております。

事業スローガンは。

「古着(中古衣料)を扱う全ての皆様の「インフラ」になるべく」

私達は、古着(中古衣料)の更なる可能性を模索し追求し、より多くの方々に古着の世界観を楽しんでいただけるような事業活動を続けていきます。

大変長くなりましたが、ここまで読んで下さって本当にありがとうございます。

アップサイクルファクトリー、株式会社TAOSを今後とも応援の程宜しくお願い致します。

2011年9月吉日
株式会社TAOS
代表取締役 山口隆

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